【お知らせ】
2012年3月25日(日) 被曝リスクを考えるシンポジウムが開催されます。
(於:福島大学 主催:福島大学経済経営学類、共催福島大学経済学会)
東京大学から、島薗進先生、影浦峡先生をお呼びして、特別講演をして頂きます。
また、東京大学×福島大学のパネルディスカッションも予定されています。
参加費は無料で、申し込みも不要です。
チラシはこちら
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印刷用のパンフレットはこちら(A3用紙に両面印刷してご利用ください)
2012年03月01日
2011年10月04日
「1ミリ」を大切に
細野大臣は、10月2日、年間1ミリ〜5ミリシーベルトの追加被曝地域について「も」、国が責任をもって除染すると明言した。このニュース自体は良いことだが、ここに至るまでの経緯については、ひとこと言わねばならない。
★ ★
それに先立つ9月27日、環境省は、年間の追加被曝線量が5ミリシーベルトを下回る地域の除染を国の財政支援の対象外とした。これについては、いくつかの自治体の首長が異議を表明した。当然である。
★ ★
周知の通り、一般人の追加線量限度は、法律で年間1ミリシーベルトと定められている。これ以下なら安全、と確定しているわけではない。いわゆる低線量被曝が及ぼす健康影響については、専門家のあいだでも意見が分かれている。なかには、僅かな被曝量でも深刻な被害があると懸念する専門家も存在する。そうである以上、とりあえずは「危険である」との考えにたち、「余計な被曝を少しでも減らす」という態度が理に適っているはずである。だからこそ、1ミリシーベルトという上限を取っ払うことについては、より慎重でなければならない。最低でも、1ミリシーベルトを順守するのが行政の正しい姿勢である。
★ ★
本来、国は、率先して法律を守らなければならない。にもかかわらず、口先だけは「1ミリシーベルト」と唱えていても、国は自らそれを軽くみている。そうした態度は、今回の件だけでなく、事あるごとに露呈している。たとえば、食品の暫定基準値もそうである。セシウムについては、年間5ミリシーベルトの被曝を越えないということが、基準値の算出根拠になっている。なぜ1ミリシーベルトではないのか?
★ ★
あるいはまた、国の除染計画についても同様である。原子力災害対策本部が8月26日に示した「除染に関する緊急実施基本方針」では、長期的な目標として「1ミリシーベルト」を明言しているものの、その達成が文字通り「長期」になることについては、なんの懸念も示されていない。本来なら、年間1ミリシーベルトを当面下回る見込みのない地域の住民は、少なくとも子供だけでも、避難させるべきである。このようなところにも、「1ミリシーベルト」に対する政府の軽視が見受けられる。
★ ★
それもそのはず、政府は、年間20ミリシーベルト以下の被曝なら安全、という態度を一貫して崩していないのである。そもそも本当に安全ならば、20ミリシーベルト以下の地域に除染など必要ないはずだが、除染は実施する、という。いったいどのような理屈なのか、私には理解ができない。「安全」といわれる閾値はない、という前提に立って対策を進めることがよほど合理的なのに、政府はそれを認めない。だから、至るところで低線量被曝に対する認識の甘さが露呈するのである。
★ ★
9月30日、緊急時避難準備区域の指定が解除された。当然、年間1ミリシーベルトの被曝量を超える地域が少なくない。それなのに、「除染をするから戻ってよい」という。「除染をしたから戻ってよい」なら、まだ話は分かるが。今後は、指定が解除された地域の住民が避難する場合には、「自主避難」として見なされ、そのための費用は自腹となるのだろう。被曝が1ミリシーベルトを下回るようにするためにやむなく避難するのは、社会的に支援されるべきであり、そのための費用は補償されるべきである。
緊急時避難準備区域指定の解除が、不幸な自主避難者を数多く生み出す結果にならないことを祈るばかりである。
(by みかん)
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それに先立つ9月27日、環境省は、年間の追加被曝線量が5ミリシーベルトを下回る地域の除染を国の財政支援の対象外とした。これについては、いくつかの自治体の首長が異議を表明した。当然である。
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周知の通り、一般人の追加線量限度は、法律で年間1ミリシーベルトと定められている。これ以下なら安全、と確定しているわけではない。いわゆる低線量被曝が及ぼす健康影響については、専門家のあいだでも意見が分かれている。なかには、僅かな被曝量でも深刻な被害があると懸念する専門家も存在する。そうである以上、とりあえずは「危険である」との考えにたち、「余計な被曝を少しでも減らす」という態度が理に適っているはずである。だからこそ、1ミリシーベルトという上限を取っ払うことについては、より慎重でなければならない。最低でも、1ミリシーベルトを順守するのが行政の正しい姿勢である。
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本来、国は、率先して法律を守らなければならない。にもかかわらず、口先だけは「1ミリシーベルト」と唱えていても、国は自らそれを軽くみている。そうした態度は、今回の件だけでなく、事あるごとに露呈している。たとえば、食品の暫定基準値もそうである。セシウムについては、年間5ミリシーベルトの被曝を越えないということが、基準値の算出根拠になっている。なぜ1ミリシーベルトではないのか?
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あるいはまた、国の除染計画についても同様である。原子力災害対策本部が8月26日に示した「除染に関する緊急実施基本方針」では、長期的な目標として「1ミリシーベルト」を明言しているものの、その達成が文字通り「長期」になることについては、なんの懸念も示されていない。本来なら、年間1ミリシーベルトを当面下回る見込みのない地域の住民は、少なくとも子供だけでも、避難させるべきである。このようなところにも、「1ミリシーベルト」に対する政府の軽視が見受けられる。
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それもそのはず、政府は、年間20ミリシーベルト以下の被曝なら安全、という態度を一貫して崩していないのである。そもそも本当に安全ならば、20ミリシーベルト以下の地域に除染など必要ないはずだが、除染は実施する、という。いったいどのような理屈なのか、私には理解ができない。「安全」といわれる閾値はない、という前提に立って対策を進めることがよほど合理的なのに、政府はそれを認めない。だから、至るところで低線量被曝に対する認識の甘さが露呈するのである。
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9月30日、緊急時避難準備区域の指定が解除された。当然、年間1ミリシーベルトの被曝量を超える地域が少なくない。それなのに、「除染をするから戻ってよい」という。「除染をしたから戻ってよい」なら、まだ話は分かるが。今後は、指定が解除された地域の住民が避難する場合には、「自主避難」として見なされ、そのための費用は自腹となるのだろう。被曝が1ミリシーベルトを下回るようにするためにやむなく避難するのは、社会的に支援されるべきであり、そのための費用は補償されるべきである。
緊急時避難準備区域指定の解除が、不幸な自主避難者を数多く生み出す結果にならないことを祈るばかりである。
(by みかん)
2011年08月12日
髪の毛の保存を!
内部被曝や長期間にわたる低線量被曝が人体に与える影響は、科学的によくわかっていません。
このブログやFGFサイトに掲載された情報をご存知の方には周知となっていますが、「わかっていない」=「安全と証明された」わけではありません。もちろん「危険と証明された」わけでもありません。
このような状況で、どうしたらよいのか、多くの人が悩んでいます。
心配しすぎてストレスをためたらかえって体に悪いという人もいますし、予防原則の観点から積極的に対策を取るべきという人もいます。
今後、長い時間をかけて(おそらく何十年とかかるでしょう)少しずつ科学的に確かな結果が得られてくると思われますが、その間も私たちは低線量被曝を受け続けます。そして何らかの形で内部被曝するかもしれません。
それらがどんな影響を及ぼすのか。
大したことがないと証明されればいいのですが、もしそうでなかったとしたら…。
しかし、避難したくとも、遠方に身寄りがない、新天地での仕事のアテがないといった事情により、多くの人が依然として、平時よりもはるかに高い放射線量地域にとどまざるを得ない状況です。
そこで、せめて将来的に補償問題となったときに備えて、証拠として髪の毛を取っておくことをおすすめします。
1ヶ月に平均1cm伸びるので、事故後、5ヶ月経った現在だと根本から数えて5cmです。
これは、ECRR(欧州放射線リスク委員会)メンバーのクリス・バスビー博士へのインタビューから、福島市在住の医療ジャーナリスト・藍原寛子氏が紹介しています。
動画は以下(22分15秒あたりから)。
この動画の内容を文字に書き起こしたものは、このリンク先にあります。
少量の髪の毛を証拠になり得るものとして残しておくことは、現在の低線量被曝や内部被曝のレベルが安全か危険かの議論と別に、誰でも、簡単に、できます。
結果的に、
安全であることがわかれば、ほんの少しだけ保存していた髪の毛を捨てればいいだけです。
危険であることがわかれば、被曝の証明を受けるときにその髪の毛が重要な証拠の1つになりえます。
(byでこぽん)
このブログやFGFサイトに掲載された情報をご存知の方には周知となっていますが、「わかっていない」=「安全と証明された」わけではありません。もちろん「危険と証明された」わけでもありません。
このような状況で、どうしたらよいのか、多くの人が悩んでいます。
心配しすぎてストレスをためたらかえって体に悪いという人もいますし、予防原則の観点から積極的に対策を取るべきという人もいます。
今後、長い時間をかけて(おそらく何十年とかかるでしょう)少しずつ科学的に確かな結果が得られてくると思われますが、その間も私たちは低線量被曝を受け続けます。そして何らかの形で内部被曝するかもしれません。
それらがどんな影響を及ぼすのか。
大したことがないと証明されればいいのですが、もしそうでなかったとしたら…。
しかし、避難したくとも、遠方に身寄りがない、新天地での仕事のアテがないといった事情により、多くの人が依然として、平時よりもはるかに高い放射線量地域にとどまざるを得ない状況です。
そこで、せめて将来的に補償問題となったときに備えて、証拠として髪の毛を取っておくことをおすすめします。
1ヶ月に平均1cm伸びるので、事故後、5ヶ月経った現在だと根本から数えて5cmです。
これは、ECRR(欧州放射線リスク委員会)メンバーのクリス・バスビー博士へのインタビューから、福島市在住の医療ジャーナリスト・藍原寛子氏が紹介しています。
動画は以下(22分15秒あたりから)。
この動画の内容を文字に書き起こしたものは、このリンク先にあります。
少量の髪の毛を証拠になり得るものとして残しておくことは、現在の低線量被曝や内部被曝のレベルが安全か危険かの議論と別に、誰でも、簡単に、できます。
結果的に、
安全であることがわかれば、ほんの少しだけ保存していた髪の毛を捨てればいいだけです。
危険であることがわかれば、被曝の証明を受けるときにその髪の毛が重要な証拠の1つになりえます。
(byでこぽん)



